2023年9月30日(土)
しんぶん赤旗(9月29日付首都圏版)に掲載されました。市議会も変わってきたな、と実感しています。ドラマがたくさん詰まっています。委員会審査のときに、請願者の東京土建山梨分会の方が、建設労働者の実態を切々と訴えられたことが思い出されます。(でも、採択したのは、9月22日の本会議です)
2023年9月29日(金)
団地から四方津駅に下る道は、現在通行ができなくなっていますが、非常時に徒歩で一番早く国道につながる道です。建設課、経済振興課の職員の方に来てもらい、対応の検討をお願いしました。
一緒に下り、巌出張所の脇からスポーツの公園まで登り返し、一周してきました。歩行時間約1時間半。上りは急坂できつかった。
途中で鶴川上の山付近の腐朽木の処理が終わったとの連絡が入ったと教えていただきました。
2023年9月28日(木)
今日はしんぶん赤旗の配達担当日。ロングコースでした。途中で大きな枝が道路に落ちていたのを発見。路端に寄せておきましたが、大きな枝でした。腐朽した樹の一部でしたが、暗くて上部は確認できませんでした。建設課にFAXで連絡しました。この路線は、結構頻繁にトラブルが起きています。道路パトロールのようです。
2023年9月27日(水)
「山梨の子ども白書」を送っていただきました。毎年発刊され、今回で3年目です。手塚美砂子さんが描く表紙も楽しいものです。多くの方が執筆されている報告も、山梨の子どもが置かれている実態の断片が現れていて、興味深く読むことができます。データも参考になるものです。
言葉だけの「子ども真ん中社会」という軽薄な岸田政権は、この様な実態に目をつぶるのでしょう。
2023年9月26日(火)
9月議会の資料を整理しました。「自立」しています。
9月議会議案等、議会だより76号、9月議会資料、ふるさと納税、学校図書館、下水処理、公営企業会計、新型コロナ診療の手引と紙ファイルに綴じています。決算課別説明資料は3冊あります。
一般質問や決算特別委員会のために使った資料です。怒涛の23日間が終わって、ホッとしているところですが、これから、議会だより、上野原民報(議会報告)、活動報告10月号の原稿書きが始まります。
2023年9月25日(月)
映画「Dr.コトー診療所」を観ました。離島で働く医師の物語ですが、主役を吉岡秀隆が演じていましたが、こんな医師がいるのかというようなスーパードクターでした。急性骨髄性白血病にかかりながら、心停止した患者を心マで復活させたかと思えば、人工心肺なしで心臓バイパス手術もやってしまうと想像を絶するものでしたが、誰かの犠牲の上に成り立っている日本の医療の問題を考えさせるものでした。
いつまでも、医師不足を偏在と言い換えるようなごまかしをやめてほしい。
2023年9月24日(日)
ページプリンタのトナーの在庫補充です。ブラック4個、イエロー2個で計77,121円。約4000ページが印刷可能ですが、1ページあたり6.5円少々。カラーは、4色なので、それなりにお金が掛かります。
それにしても、昨日発注して、今日の夕方に届くのですから、流通に関わっている人の苦労は並大抵ではありません。今日も、小雨降る中届けていただきました。
緩衝材に使われていた紙は、丁寧に折りたたんで、雑がみの回収に回します。
2023年9月23日(土)
昨日、9月議会が終わりました。議会だよりの原稿が7本あります。委員長報告2本、請願・発議紹介2本、決算特別委員会の質疑紹介2本、自分の一般質問と7本です。一般質問以外の原稿6本を書きました。
議会報告の上野原民報の原稿も書き始めます。議会が終わってからも結構忙しい。
2023年9月22日(金)
上野原市議会に東京土建一般労働組合山梨分会から、 請願第5号 「改正マイナンバー法を見直し、健康保険証の存続を働きかける意見書提出」を政府に送付することを求める請願書 請願第6号 「消費税インボイス制度の2023年10月からの実施について再考を求める意見書」を政府に送付することを求める請願書 の2本の請願が出されました。請願第5号は、文教厚生常任委員会に、請願第6号は、総務産業常任委員会に付託されました。9月6日開かれた両委員会で審査されましたが、請願第5号は、委員会の採決では、3:3の同数で、文教厚生常任委員会の委員長(私)が採択すべきものとしました。請願第6号は、全会一致で採択すべきものとしました。 今日の本会議で、両請願とも採決に付され、請願第5号は、起立多数(8:5)、請願第6号は、全会一致で採択されました。請願第5号に対して反対討論が行われたので、私は賛成討論を行いました。請願の採択に基づき、国に対する意見書が発議され、全会一致で可決されました。
2023年9月21日(木)
来週2ヶ月毎の定期健診があるので、今日は採血・採尿でした。
明日の9月議会の最終日、討論の通告を1本しています。決算認定の反対討論です。現在の市の状況・課題に対して、不十分であるとの論旨です。人口減少の大きな原因は、「住みにくさ」です。東京圏への通勤者が多いにも関わらず、公共交通機関の不備は、目を覆うばかりです。上野原駅は中心市街地でないからという理由で、デマンドタクシーも入りません。上野原市民は、東京圏と強く結びついている人が多くいます。それなのに、その利便性を高めることに目をつぶっています。不便だから、上野原の地を離れてしまう、この単純なことに対策を取ってこなかった今までの政治の責任が問われています。
河岸段丘で、平地が少ないと言いながら、平地がある桂川の周辺地は(駅の周辺でもありますが)、風致地区指定で、開発から取り残されています。もちろん、乱開発は避けなければなりませんが、県に忖度して、手をつけていません。
保育所は、通勤に不便なところに集約してしまう、こんな政治的風土もなんとかしなくてはならないと思っています。
2023年9月20日(水)
一般質問終了しました。質問内容が多かったので(長い答弁もあり)時間内に終わるかと心配しましたが、途中3問を飛ばし、残り1分の点滅表示のところで終わりました。
新型コロナウイルス感染症について、他の議員が「この議場の中でかかった方はどのくらいいますか」と問うたら、多くの人が手を上げていました。第9波と言われているのに、国も県もほとんど何もしない状態です。一応県は、医療ひっ迫注意報を出していますが、HPに県民に「解熱剤と検査キットの準備を依頼」と書いてあるだけで、その周知もしていません。みんな「自己責任」で済ますなら、国や県なんていらない。こんな国や県の中で、市はどれだけ頑張ってくれるのか、半分期待しています。というようなメッセージを送っているんですが。
2023年9月19日(火)
一般質問一日目が終わりました。6人の議員が質問をしました。今回は計11人の質問者なので、一日目が6人、二日目が5人です。6人の質問を聞くのは流石に疲れます。前期4年間でも11人が質問に立つのは、1回だけ。昨年の6月議会だけでした。定数が2減って、の11人ですから、質問に立つ議員の割合が多くなっています。
明日の午後は、私の順番です。今日の答弁を聞いて、重複部分の修正をします。
昼休みには、戦争法廃止の19日行動に参加しました。
2023年9月18日(月)
団地から四方津駅に歩いて降りられる道があるのですが、所有・管理関係がややこしくなっているので何年も放置されています。ヤブ状態になっていて、人が通るのも困難になっています。どう管理すればいいのか模索中ですが、高木が繁茂すると厄介なので、今年2回目の下草刈りをしてきました。健康維持のための山仕事。2時間ほど作業をしてきましたが、給水が切れたので終了。気持ちの良い汗が出ました。
2023年9月17日(日)
地区社会福祉協議会と自治会から敬老記念品をいただきました。今年から「後期高齢者」になり、敬老記念品の受領対象者になりました。
集会所で受け取りました。「お元気で過ごされていますか」と声もかけてもらいました。ヘルメットを被り、ロードバイクで乗りつけましたから、「それなりに」とお答えしました。
地域の民生委員の方がアンケートを取っていました。家族何人で住んでいますか? 相談できる方が近くにいますか? という問いですが、基礎的な資料になると思います。ありがたいことです。
2023年9月16日(土)
今日は月2回ある資源ごみの回収日。半月で溜まる新聞紙2包と雑がみを出しました。
決算特別委員会の総括質疑で「ふるさと納税制度は、所得再配分に逆行する制度だと思いますが、いかがですか。」と質問しました。
決算資料を元に、上野原市のふるさと納税について計算してみました。上野原市に対する寄附額の総額は、約7600万円です。ここから返礼品調達額、IT企業に払う額、事務費等を差し引くと約3600万円が市の収入となっています。上野原市民が他の自治体に行った寄附額の総計は約7000万円。市民税の控除額の推定は約3200万円。そのうち地方交付税に算入される分を差し引くと約800万円の住民税が流出しています。結局約2800万円が市の収入を増やしたことになります。
ところが、それではすみません。ふるさと納税によって所得税が減収し、個人住民税の減収分の75%を地方交付税で補填しています。このことについては、広島修道大学の伊藤敏安教授が試算を行っています。それに習って計算してみると、大雑把に見積もって、地方交付税の約1.67%が毀損されていると推定されます。上野原市の地方交付税は38億3331万円です。この1.67%は約6400万円。
2800万円の増収でも、6400万円が地方交付税に影響を受けています。
さらに、上野原市民でふるさと納税をされた方は、845人。平均すると一人当たり82000円の寄附をしています。この額を寄附するためには、4人家族で年収755万円が必要です。返礼品の価格を寄附額の3割とすれば、約2000万円が所得の高い人に贈られたことになります。
税金と労力を使って、所得の高い方にプレゼントを行う政治のやり方はどうなのでしょうか。
2023年9月15日(金)
志位和夫委員長による党創立101周年記念演説会でした。創立以来様々な弾圧と攻撃のもとで、脈々と国民の生活と権利を守り、平和の実現のために活動を続けてきた日本共産党の歴史が語られました。支配勢力や外国の覇権主義からの攻撃の中で、その試練を力に、自らの変革と努力の積み重ねで、成長を続けてきた歴史です。弱点や歴史的な制約の中で生まれた負の歴史も曖昧にせず、克服してきたことも明らかにしています。
命がけで侵略戦争に反対したことを誇りに思います。市民社会が作り出してきた議会制民主主義を最も真剣に養護している党です。その党の一因として、議会活動の中でも、討論を最も大切にしていこうと努力を重ねています。
2023年9月14日(木)
12月3日に実行委員会主催で「はだしのゲン」3部作の上映会が開かれます。チラシとかチケットとか、印刷物の作成依頼がありました。古い映画なので、製作会社にも宣伝物がないものが多く、一から作りました。映画の内容は、「古く」ありません。宣伝物が出来上がると、普及活動が始まると思います。今日、印刷所に出稿しました。
チラシは、Illustratorで出稿時は、文字はアウトラインにしなければならないとか、PDFにするときは、雑誌広告送稿用に設定しなくてはならないのです。作業が終わってから原稿の修正を行うと、その作業をもう一度最初からしなくてはならなくなります。そんなときは、イラッときます。仮に保存してあると、文字入力を最初からしなくていはなりません。まあ、頼む方は簡単にできると思っているのでしょうが。形式の転換をするときは、簡単ではないのです。
2023年9月13日(水)
決算特別委員会が終わりました。この重たい荷物ともお別れ。午後は総括質疑で、通告もしていました。6項目にわたって質問をしました。多くの委員の質問の時間を保障するため一人15分以内でお願いしますと言われていたので、その通りにしたら、後の質問者はいなかった。そんなら、もっと時間をくれればいいのに。
3日間の審査が終わって91件の質問がありましたが、そのうち33件は、私でした。36%です。
2023年9月12日(火)
決算特別委員会の総括質疑の原稿を書き上げたので、次の仕事。来月議会だよりの視察受け入れがあるので、そのためのプレゼン資料作りに励みました。2016年頃から議会だよりの改革に取り組んできましたが、その頃から続いて編集委員をしているのは、私しかいなくなりました。
委員から外れた人の話も聞きながら資料を作りました。どうすれば、継続できるかも課題です。
2023年9月11日(月)
決算特別委員会2日目。6課の説明を受けました。終わってから議会活性化特別委員会の小委員会の会議。終了が4時で、疲れました。資料の重さは、なんと6.5Kg。♪目方で男が売れるなら という心境です。
地域おこし協力隊事業費で、キヌアを約13aに作付けし、10kgの収穫があったという報告がありました。キロ6000円で売れても、6万円の収入しかありません。これで生活ができるのでしょう。心配になります。真剣に営農の援助をしなくてはと思います。
2023年9月10日(日)
決算特別委員会の開催中です。明日は3日間の中日です。
13日の最終日の午後は総括質疑が行われます。市長を始め部課長が全員出席します。「資料がありません」という答弁を避けるため、質問通告をし、内容を提示します。今日一日で質問原稿を書きました。市民の暮らしを助けるために頑張ってください、というような内容です。明日発言通告をします。
2023年9月9日(土)
今日は地元の上野原西中の学園祭。午前中は文化の部、午後は体育の部でした。昨日からの天候不順で心配されましたが、無事に終わりました。
文化の部では、学級発表、美術部と吹奏楽部の発表、全校合唱がありました。学級発表では、どのクラスもダンスがありました。一昔では考えられなかったことです。学年が上がるに連れて、工夫が見られました。
体育の部では、クラスとブロック対抗の団体種目。若さあふれる動きに圧倒されました。
2023年9月8日(金)
決算特別委員会審議一日目が終わりました。いくつかの質問をさせていただきましたが、基本的なことでも、すぐに答えられないことがいくつか見受けられました。大部分は、すぐに資料を届けていただきましたが。
利子割交付金 2022年度 1,172,000円 2021年度 2,227,000円、2020年度 2,772,000円 2019年度 2,520,000円となって、ほぼ半額となっているのですが。なぜ? 金融機関が利子に課税し、県民税として納付した額の一定の割合が、市町村に交付されるものです。一貫して減少しているのですが、それにしても、半額となっているのはびっくりです。低金利を嫌って株式や投資信託に移行しているのは、わかりますが。金融機関の申告納税なので、原因の詳細はわかりません。
2023年9月7日(木)
昨日の総務産業常任委員会で、東京土建一般労働組合山梨分会から出された請願第6号「消費税インボイス制度の2023年10月からの実施について再考を求める意見書」が全会一致で採択すべきものとなりました。請願者から建設業に従事している組合員の切実な状況について説明がありました。インボイス制度適用事業者でなければ取引しないということは、制度的に禁止されているが、実際はその他の理由をつけて、取引から除外されることが予想され、今まで払っていなかった消費税を払うか、取引が停止されるかという選択を迫られる状況が説明されました。
委員からは、建設労働者の実情はわかるが、消費税分をもらっているのだから、払うのは当たり前のように思うがとの意見も出ました。
消費税の納税義務者は、消費者と思っている方がいますが、このことは、1990年3月26日 東京地裁判決で決着済みの問題です。消費税の解釈について、判決は、「消費税を支払っているのは事業者である」「消費税は『預かり金』ではない」「免税事業者に『益税』は存在しない」と結論づけています。このことは、政府が主張したことです。消費者が支払う消費税分は、商品の対価や役務の一部であり、預り金ではないので、益税は生じないのです。以前は政府も「預り金」といったり、「預り金的」性格と言ったりしてきましたが、今年の衆議院内閣委員会で、預り金ではないと明確に答弁しています。
【れいわ 多ヶ谷】「預り税ではない」ということでよろしいですね?
【自民 金子 財務大臣政務官】その認識で結構でございます。
零細小規模事業者にさらに消費税の負担を求めれば、営業が成り立たなくなります。市内でも建設業者の廃業が続いており、道路の除雪など作業を依頼する先がなくなっている状況も続いています。
こうした状況を反映して、インボイス制度の10月1日実施を検討してほしいという意見書送付について、総務産業常任委員会で全会一致で採択すべきものと決定したと思います。検討ではなく、中止あるいは延期という強い対応が必要ではないかという意見の委員もいました。
2023年9月6日(水)
9月6日に行われた総務産業・文教厚生両常任委員会でそれぞれ請願の審査が行われました。総務産業常任委員会では、請願第6号「消費税インボイス制度の2023年10月からの実施について再考を求める意見書」を政府に送付することを求める請願書が全会一致で採択すべきものと決定しました。
文教厚生常任委員会では、請願第3号 加配定数の振り替えによらない小学校三十五人学級の実施、中学校での三十五人学級の実施、教職員定数改善、及び義務教育費国庫負担制度拡充を図るための請願書、請願第4号 上野原市デマンドタクシー運行に関わる請願が全会一致で採択とすべきもの、請願第5号 「改正マイナンバー法を見直し、健康保険証の存続を働きかける意見書提出」を政府に送付することを求める請願書は、起立多数により採択すべきものと決定しました。
請願第4号はコモアシニアクラブ、請願第5号、第6号は東京土建一般労働組合山梨分会から出されてものです。
9月22日に開かれる本会議で最終的な採決が行われます。
2023年9月5日(火)
決算書を見ながら目がショボショボしています。今は、介護保険特別会計を眺めています。長寿介護課が担当していますが、介護保険担当と地域包括支援担当と別れていて、それぞれが決算のまとめをしています。さらに、来年度は第9期介護保険計画が始まるので、介護保険料の見直しの時期になります。第8期の介護サービスの見込量との差についても考えなくてはならないし、介護給付準備金積立金の変動も見ていなくてはなりません。数字があちこちに飛んでいるので、結局は各項目ごとに決算額を入力してしまいました。
介護保険をきちんと使えるようにすると、保険料に跳ね返るという悪魔の選択はやめてもらいたい。社会保障を「保険」と置き換えて「自己責任」を求めるような自公政権の政策の変換を求めます。
そもそも、経済成長を止めた自民党政治だからこそ、社会保障の削減を余儀なくされているのです。大企業の目先の利益のために、労働者の賃金を抑制し、国内市場の枠を狭め、経済成長を押し留めたのです。
2023年9月4日(月)
今日は予算特別委員会でした。一般会計補正予算、特別会計補正予算、計15議案の審議が行われました。9時から始まり、15課室等の説明が行われ、終了は12時を過ぎてしまいました。予算審議に関係ない質問をしてもスルーする委員長や、説明の仕方が悪いと別の議員が言ったり、・・・。時間がかかりました。
2023年9月3日(日)
決算書の数字を追っていると、途中で集中力が切れます。今は、簡易水道を見ていますが、来年4月から、簡易水道会計、下水道会計、病院事業会計が、公営企業会計に移行します。現在は移行準備の期間です。公営企業会計に移行するのは、経営状態をはっきりさせるという大義名分があるのですが、その一方で「受益者負担」を強めるということもあります。簡易水道とか下水道とか、利用者だけが「受益」しているというのには、違和感があります。その地域に住んでいれば、その地域社会を支えるという働きもしています。その「益」は多大です。人口減少に歯止めをかけることは、弱小自治体にとって大切な課題です。上下水道料金の負担を重くして、地域から人を追い出すことでいいのでしょうか。
そんなことを考えながら、資料を探し出していると、時間ばかりが過ぎて、集中力の低下がやってきます。
それで、草刈りで気分転換を図りました。8月の自治会の清掃のときにやり残した駐在所脇の空き地の草刈りをしてきました。そこには防火水槽があるのですが、草に埋もれていました。制水弁は完全に草の中。助け出してきました。
2023年9月2日(土)
9月議会が始まりました。一般質問に11人の議員が立ちます。私は、2日目、9月20日(水)の午後1番目の順番になりました。もう原稿を書き上げているので、後で準備の時間を少し取ればすみます。その前に、9月8日から決算特別委員会があるので、その準備を始めています。見なければいけない書類がたくさんあるので、テーブルいっぱいに広げています。結構たいへん。
2023年9月1日(金)
9月1日は防災の日です。関東大震災が起きたのは今から100年前。死者・行方不明者推定10万5千人という大災害でした。
東京帝国大学教授の寺田寅彦の「震災日記」の当日の記述です。
九月一日 (土曜)
朝はしけ模様で時々暴雨が襲って来た。非常な強度で降っていると思うと、まるで断ち切ったようにぱたりと止む、そうかと思うとまた急に降り出す実に珍しい断続的な降り方であった。雑誌『文化生活』への原稿「石油ランプ」を書き上げた。雨が収まったので上野二科会展招待日の見物に行く。会場に入ったのが十時半頃。蒸暑かった。フランス展の影響が著しく眼についた。T君と喫茶店で紅茶を呑みながら同君の出品画「I崎の女」に対するそのモデルの良人からの撤回要求問題の話を聞いているうちに急激な地震を感じた。椅子に腰かけている両足の蹠を下から木槌で急速に乱打するように感じた。多分その前に来たはずの弱い初期微動を気が付かずに直ちに主要動を感じたのだろうという気がして、それにしても妙に短週期の振動だと思っているうちにいよいよ本当の主要動が急激に襲って来た。同時に、これは自分の全く経験のない異常の大地震であると知った。その瞬間に子供の時から何度となく母上に聞かされていた土佐の安政地震の話がありあり想い出され、丁度船に乗ったように、ゆたりゆたり揺れるという形容が適切である事を感じた。仰向いて会場の建築の揺れ工合を注意して見ると四、五秒ほどと思われる長い週期でみし/\みし/\と音を立てながら緩やかに揺れていた。それを見たときこれならこの建物は大丈夫だということが直感されたので恐ろしいという感じはすぐになくなってしまった。そうして、この珍しい強震の振動の経過を出来るだけ精しく観察しようと思って骨を折っていた。
主要動が始まってびっくりしてから数秒後に一時振動が衰え、この分では大した事もないと思う頃にもう一度急激な、最初にも増した烈しい波が来て、二度目にびっくりさせられたが、それからは次第に減衰して長週期の波ばかりになった。
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大地震による被害は自然災害ですが、関東大震災はもう一つの面を持っています。朝鮮人等の虐殺です。「朝鮮人が暴動を起こした」「朝鮮人が井戸に毒を入れた」などのデマを信じた人々が、朝鮮人の虐殺をしたことです。軍や警察も一部関与したといわれています。
一昨日松野博一官房長官は記者会見で、当時の朝鮮人虐殺について「政府内において事実関係を把握する記録は見当たらない」と述べたと報じられています。あたかも朝鮮人虐殺はなかったような印象を与える発言です。虐殺された人数には差異はあっても、虐殺の事実は、歴史的にも確認されていることです。
内閣府に事務局がある中央防災会議の2008年の報告書にも次のような記述があります。
関東大震災時には横浜などで略奪事件が生じたほか、朝鮮人が武装蜂起し、あるいは放火するといった流言を背景に、住民の自警団や軍隊、警察の一部による殺傷事件が生じた。流言は地震前の新聞報道をはじめとする住民の予備知識や断片的に得られる情報を背景に、流言現象に一般的に見られる「意味づけの暴走」として生じた。3日までは軍隊や警察も流言に巻き込まれ、また増幅した。
松野官房長官の目はどこについているのでしょうか。