上野原通信 No.263
ツリフネソウ(ツリフネソウ科 Aimpatiens textorii Miq.)、は3枚の花弁のような萼片と、3枚の花弁からなっています。花弁は、2枚の大きな側方花弁、1枚の上部花弁からなります。萼片の先の距が長く、蜜が貯まります。マルハナバチなどの大型のハナバチが蜜を吸いにきて花粉を媒介します。花期は夏から秋にかけてですが、低地では9月から10月です。水辺など湿った場所で生育します。東アジアに分布。
秋が深まってきました。日差しが強くても、朝晩の空気は、ひんやりしています。新型コロナウイルス感染症の第7波もピークを過ぎてきたようですが、これからのことは不透明です。それ以上に、日本の経済の先行きの不透明性は深刻です。日本社会の構造そのものが問われています。資本は、自己増殖を目的としています。長期にわたって成長が止まった資本主義社会は、もう自己矛盾でしかありません。富の源泉である国民のくらしから眼を背けてきた結果です。
2022.9.27 川田 好博