上野原通信 No.261
ヤマユリ(ユリ科 Lilium auratum)の花は、日本固有種です。北陸地方を除く本州近畿以北の山地に自生します。
7月-8月に開花し、日本の自生種には珍しく、強い芳香を放ちます。花被片の中央には、黄色い筋が入り、紅色の斑点が散在しています。茎の先に、1-数個の花をつけますが、ときには20個の花をつけることがあります。花の重みで、茎が垂れ下がってきます。花後、果実は3室にわかれ約300個の種子ができます。
1873年のウイーン万博に出品され、好評を得ます。それ以降、主要な輸出品として大正年間まで、ヨーロッパに持ち込まれました。欧米で品種改良が行われましたが、それらの品種は、オリエンタル・ハイブリッドと呼ばれています。
新型コロナウイルス感染症は、第7波を迎えています。岸田政権は、ウィズコロナと称して、経済との両立をはかると言いながら、積極的な対策を打ち出していません。少なくとも、誰もが簡単にPCR検査を受けられるようにすることが求められていると思います。近いうちに4回目のワクチン接種を受ける予定でいます。
2022.7.25 川田 好博