上野原通信 No.255

スダジイ(ブナ科 Castanopsis sieboldii subsp. sieboldii)は、照葉樹林の代表的な樹種の一つです。暖温帯から亜熱帯に分布しています。日本では福島県および新潟県以西・以南の本州、四国、九州から与那国島まで、日本国外では韓国の済州島に分布しています。山梨県では、絶滅危惧Ⅱ類に指定されています。

   

初夏に花が咲きますが、堅果が実るのは翌年の秋です。どんぐりの中では珍しく、あく抜きをせずに食べられます。イネが日本に伝来する以前は、縄文時代の重要なでんぷん食物でした。

 

写真のような食痕があると、スダジイと同定できます。甲虫の仲間のサシゲチビタマムシの幼虫の食痕です。

 

1月17日に、右眼の白内障の手術を受け、眼内レンズを入れました。右眼はほとんど視力が出なかったのですが、矯正すると1.2まで出るようになりました。これから左眼も手術します。入れたレンズは、近用単焦点で、視力が安定したら、遠用の眼鏡を作る予定です。多焦点レンズもありましたが、保険が利かず、自由診療で片目75万円と聞いて、すぐに断念しました。

    

2022.1.20 川田 好博