上野原通信 No.254
フユイチゴ(Rubus buergeri バラ科)。キイチゴ属の常緑匍匐性の小低木です。白い花の花期は9月から10月で、11月~1月にかけて赤い実をつけます。中国大陸南部から朝鮮半島南部、関東以西の日本など暖温帯の林縁などに自生します。実は食べられます。
木本植物ですが、地上茎は3年くらいで枯れていきます。その前に、地上茎が伸びたところで、先端部が接地、発根し、親株から切り離されて、新しい株となります。種子繁殖と栄養繁殖をする木です。冬の赤い実は、鳥獣の餌となりますが、フユイチゴの場合、どんな鳥獣が食べ、種を散布しているのかよくわかっていません。
ネット社会が広がり、様々な情報にアクセスできるようになりましたが、益々情報にフィルターをかける能力が試されているように思われます。情報の断片を普遍して、それが全体を表わすようなフェイクがまん延しています。知的に豊かになれるよう日々精進です。
年が明けた1月には、白内障の手術が決まっています。右目の白濁がひどく、ほとんど文字が読めません。歳をとると、身体のあちこちに不具合が生じますが、手入れをしながら、長寿命化を図っています。
2021.12.18 川田 好博