上野原通信 No.243

ツバキ(ツバキ科 Camellia japonica) 。照葉樹林を構成する代表的な樹種です。日本原産ですが、南西諸島から台湾にかけても自生しています。葉の表面はクチクラという物質が覆い、光沢があります。雄蕊の根元が合着していることがわかります。5枚の花弁もついているので、落花するときは、花全体が落ちます。サザンカとの大きな違いです。サザンカは花弁が離れて落ちてきます。

 

花が落ちる様子が、首が落ちることを連想させて江戸時代の武士は嫌ったという俗説がありますが、ツバキの品種改良は、将軍家、加賀藩、肥後藩などで活発に行われていました。属名のCamelliaはフィリピンでこの花の種を入手してヨーロッパに紹介したイエズス会の助修士ゲオルク・ヨーゼフ・カメルに由来しています。

 

1月下旬、発熱し、受診したところ、PCR検査となりました。翌日には陰性の判定が出ましたが、経過観察で8日間の自宅待機となっています。翌日には熱も下がりましたが、なかなかだるさが抜けません。今年も体調管理はしっかりやれという身体からの通知でしょうか。  

2021.1.28 川田 好博